まずはこの記事から!

旅先で急に体調を崩したら?ソウルで知っておきたい薬局・病院の使い方

 

韓国の薬局店内、処方箋なしで買える医薬品が並ぶ棚の風景

旅行中、誰にでも起こりうる体調不良。韓国では日本と異なり、処方箋なしで買える薬の範囲が広く、薬局の役割も大きく違います。シドニーで15年暮らし、日本にも30回以上足を運んできたJoshuaが、自分の体験と現地の文化を通して、韓国での体調管理の実用的な方法をお伝えします。


先に3つだけ挙げると

  • 薬局で多くの医薬品が処方箋なしで買える
    風邪薬、解熱剤、胃腸薬、鎮痛剤など、日本では処方箋が必要な薬も韓国では薬局で直接購入できます。旅行中の軽い不調なら、まず薬局へ。

  • 24時間営業の薬局も多い
    明洞、江南、弘大など主要エリアには24時間営業の薬局があり、深夜でも安心。Naver Mapで「24시간 약국」と検索すれば見つかります。

  • 病院は予約なしでも受診可能
    発熱、腹痛、ケガなど症状が重い場合は病院へ。外国人対応可能な病院も多く、診療費は₩10,000〜₩30,000程度。旅行保険があればキャッシュレス診療も可能です。


韓国の薬局文化:日本との違い

韓国の薬局で薬剤師が顧客に相談対応している様子


韓国の薬局 (약국 / ヤックッ) は、日本のドラッグストアとは異なり、医薬品の販売に特化した専門施設です。化粧品やスナックは置いていません。

処方箋なしで買える薬の範囲が広い

日本では処方箋が必要な薬でも、韓国では薬局で購入できる場合があります。例えば:

  • 解熱鎮痛剤: タイレノール (Tylenol)、アセトアミノフェン
  • 風邪薬: イブプロフェン配合の総合感冒薬
  • 胃腸薬: 消化剤、制酸剤
  • 抗生物質の一部: 軽度の皮膚炎用クリーム
  • 女性向け: 経口避妊薬の一部、膀胱炎治療薬

ただし、**抗生物質の内服薬や強い鎮痛剤は処方箋が必要**です。

薬剤師が直接相談に応じる

韓国の薬局では、薬剤師が症状を聞いて適切な薬を選んでくれます。Papagoのカメラ翻訳を使えば、日本語で症状を伝えることも可能です。


薬局での薬の買い方

韓国の薬局カウンターに並ぶタイレノールや風邪薬など市販医薬品


ステップ1: 薬局を探す

**Naver Mapで「약국」と検索**すれば近くの薬局が表示されます。24時間営業の薬局は「24시간 약국」と検索。

ステップ2: 症状を伝える

薬剤師に症状を伝えます。簡単な韓国語か、Papagoのカメラ翻訳機能を使いましょう。

よく使う症状の韓国語:

  • 감기 (カムギ) = 風邪
  • 두통 (トゥトン) = 頭痛
  • 복통 (ポットン) = 腹痛
  • 설사 (ソルサ) = 下痢
  • 발열 (パルヨル) = 発熱
  • 기침 (キチム) = 咳

ステップ3: 薬を受け取る

薬剤師が選んだ薬を受け取り、服用方法を確認します。多くの薬には日本語の説明書がないため、Papagoで翻訳することをおすすめします。

ステップ4: 支払い

カード決済が一般的ですが、現金も使えます。価格は₩5,000〜₩20,000程度。


おすすめの薬局

1. ジェイルグランド薬局 (江南)

店名: ジェイルグランド薬局 (제일그랜드약국)
住所: ソウル特別市 江南区 テヘラン路87キル 8 / 서울특별시 강남구 테헤란로87길 8
営業時間: 24時間 (年中無休)
言語対応: 日本語・英語可能な薬剤師が常駐
価格帯: ₩5,000〜₩20,000 (約¥500〜¥2,000)
最寄り駅: 江南駅 10番出口から徒歩3分
地図: Google マップで確認

江南の24時間営業薬局、夜間も明るいLED看板と近代的なガラス張り店舗

 

江南駅すぐの24時間営業薬局。日本人観光客にも人気で、K-beautyアイテムも豊富。深夜でも安心して利用できます。

2. メガファクトリー薬局 (明洞)

店名: メガファクトリー薬局 (메가팩토리 약국)
住所: ソウル特別市 中区 明洞2街 / 서울특별시 중구 명동2가
営業時間: 9:00〜22:00
定休日: 年中無休
価格帯: ₩3,000〜₩15,000 (約¥300〜¥1,500)
最寄り駅: 明洞駅 6番出口から徒歩2分
地図: Google マップで確認

明洞の中心部にあり、観光中に立ち寄りやすい立地。外国人対応に慣れています。

3. ユソン薬局 (鐘路5街)

店名: ユソン薬局 (유성약국)
住所: ソウル特別市 鐘路区 昌信洞 / 서울특별시 종로구 창신동
営業時間: 8:00〜20:00
定休日: 日曜日
価格帯: ₩3,000〜₩12,000 (約¥300〜¥1,200)
最寄り駅: 鐘路5街駅 6番出口から徒歩1分
地図: Google マップで確認

広蔵市場の目の前にあり、日本語対応可能な薬剤師が常駐。お土産にも人気のアイテムが揃っています。


病院に行くべきケース

以下の症状がある場合は、薬局ではなく病院へ:

  • 38°C以上の発熱が続く
  • 激しい腹痛や嘔吐
  • ケガや骨折
  • アレルギー反応 (蕁麻疹、呼吸困難)
  • 症状が2日以上改善しない

外国人対応可能な病院

韓国の国際医療センター入口、韓国語と英語の看板がある近代的な医療施設

1. セブランス病院 国際診療センター

病院名: セブランス病院 国際診療センター (세브란스병원 국제진료센터)
住所: ソウル特別市 西大門区 延世路 50-1 / 서울특별시 서대문구 연세로 50-1
診療時間: 平日 9:00〜17:00 / 土曜 9:00〜13:00
定休日: 日曜・祝日
言語対応: 日本語・英語・中国語
診療費: ₩15,000〜₩50,000 (約¥1,500〜¥5,000)
最寄り駅: 新村駅 2番出口から徒歩10分
地図: Google マップで確認

韓国最大級の総合病院で、日本語通訳サービスあり。予約推奨。

2. ソウル峨山病院 国際診療センター

病院名: ソウル峨山病院 国際診療センター (서울아산병원 국제진료센터)
住所: ソウル特別市 松坡区 オリンピック路 43キル 88 / 서울특별시 송파구 올림픽로43길 88
診療時間: 平日 8:30〜17:00
定休日: 日曜・祝日
言語対応: 日本語・英語・中国語・ロシア語
診療費: ₩20,000〜₩60,000 (約¥2,000〜¥6,000)
最寄り駅: 蚕室駅 6番出口からバス10分
地図: Google マップで確認

外国人患者の受け入れ実績が豊富。緊急時も対応可能。

3. 江南セブランス病院

病院名: 江南セブランス病院 (강남세브란스병원)
住所: ソウル特別市 江南区 彦州路 211 / 서울특별시 강남구 언주로 211
診療時間: 平日 9:00〜17:00 / 土曜 9:00〜13:00
定休日: 日曜・祝日
言語対応: 日本語・英語
診療費: ₩20,000〜₩50,000 (約¥2,000〜¥5,000)
最寄り駅: 狎鴎亭ロデオ駅 6番出口から徒歩5分
地図: Google マップで確認

江南エリア中心部にあり、アクセス良好。日本人スタッフ常駐。


日本人旅行者のための実用ガイド

保険・支払い

  • 海外旅行保険があればキャッシュレス診療可能
    事前に保険会社に連絡し、提携病院を確認。

  • カード決済が中心
    薬局・病院ともにクレジットカード利用可。現金も₩50,000〜₩100,000程度持参を推奨。

Papago活用

  • カメラ翻訳が便利
    症状メモをスマホで撮影し、韓国語に翻訳。薬剤師に見せるだけで伝わります。
  • 「24시간 약국」で深夜対応薬局検索
    現在地から最寄りの24時間営業薬局を検索できます。

薬の服用

  • 用法用量を必ず確認
    韓国の薬は日本より強い場合があります。不安なら薬剤師に「一日何回?」(하루 몇 번? / ハル ミョッ ボン?) と確認。

旅行保険の重要性

  • 万が一に備えて必ず加入
    韓国の医療費は比較的安価ですが、入院や手術が必要になると高額になる場合があります。

旅行者のためのミニFAQ

Q1. 韓国の薬は日本より強いですか?
A. 比較的強めの処方が多い傾向があります。初めての薬は半量から試すか、薬剤師に相談してください。

Q2. 英語や日本語のメニューはありますか?
A. 主要エリアの薬局では英語対応可能なスタッフがいます。日本語は江南、明洞など観光地の一部のみ。Papagoの利用を推奨します。

Q3. 診療費はその場で支払いますか?
A. 基本的に診療後すぐに支払います。保険適用の場合は保険会社への請求手続きが必要です。

Q4. 深夜に体調を崩したらどうすればいいですか?
A. 24時間営業の薬局へ。症状が重ければ、ホテルのフロントに「병원 (ビョンウォン / 病院)」と伝えて案内してもらいましょう。

Q5. 処方箋がないと買えない薬は何ですか?
A. 抗生物質の内服薬、向精神薬、強力な鎮痛剤などは処方箋が必要です。


Joshua's Real Story

3年前、ソウル旅行中に急な発熱で困ったことがあります。深夜だったので病院は難しいと思い、ホテル近くの24時間薬局へ。薬剤師さんがPapagoを使いながら丁寧に症状を聞いてくれました。

「감기 같아요 (風邪みたいですね)」と言われ、解熱剤と風邪薬を購入。翌朝には熱が下がり、旅行を続けられました。日本だと夜中に薬を買うのは難しいですが、韓国の24時間薬局文化には本当に助けられました。

シドニーでも薬局は身近でしたが、韓国の薬剤師さんの対応は特に親切で、旅行者にとって心強い存在だと感じました。


旅先での体調管理、少しの準備で安心

韓国の薬局は旅行者にとって非常に便利なインフラです。処方箋なしで多くの薬が買えること、24時間営業の薬局が多いこと、薬剤師が親切に対応してくれることを知っておくだけで、旅先での不安が大きく減ります。

万が一のために、**Papago、Naver Map、旅行保険証**の3点は必ず準備しておきましょう。体調管理さえできれば、韓国旅行はもっと楽しくなります。


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