韓国旅行中に病院に行った日本人の実体験|医療費・保険請求・翻訳の全手順2026
シドニーで15年暮らし、日本を30回以上訪れたソウル在住の韓国人ライターJoshuaです。日本人の方が韓国をもっと安心して楽しめるように、実体験ベースで情報をまとめました。今回は、旅行中に体調を崩したときに慌てないための医療費・保険請求・言語対応の実務をまとめてみました。
この記事でわかること
・症状別の医療費目安(2026年時点の一般的な情報) ・ソウル・釜山・済州の日本語対応が期待できる医療機関 ・帰国後の保険請求で必要な書類3点 ・クレジットカード付帯保険の「自動付帯」と「利用付帯」の違い ・緊急時に使える最低限の韓国語フレーズ
韓国の医療費、日本人が知らない実情
日本では健康保険で3割負担が当たり前ですよね。韓国では観光客の場合、国民健康保険の適用外となり全額自己負担(自由診療)になるケースが一般的です。
明洞で高熱を出した知人のケース。診察10分と3日分の薬で約8,700円を請求されました。「思ったより高くない」と感じる方もいる一方、入院や手術が絡むと数十万円規模に膨らむ可能性があります。
海外旅行保険の重要性が実感される瞬間、というわけです。
症状別の費用目安
| 症状 | クリニック | 大学病院 | 救急室 |
|---|---|---|---|
| 風邪・発熱 | 約¥3,000-5,000 | 約¥8,000 | 約¥15,000 |
| 食中毒 | 約¥5,000-10,000 | 約¥15,000 | 約¥25,000 |
| 骨折(レントゲン) | 約¥15,000 | 約¥30,000 | 約¥50,000 |
| 虫垂炎手術 | - | ¥300,000以上の場合も | - |
※あくまで目安です。実際の仕上がりはブランドごとの色設計や個人の肌色によって異なります。医療機関や治療内容、為替によって金額は大きく変動しますので、公式の見積もりを必ずご確認ください。
日本語対応が期待できる医療機関
ソウル ・セブランス病院 国際診療センター ・サムスンソウル病院 国際診療部 ・ソウル大学校病院 国際診療センター
釜山 ・釜山大学校病院 国際診療窓口 ・高神大学校福音病院
済州 ・済州大学校病院
いずれも受付時間や日本語対応可否は変動しますので、渡航前に各医療機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。予約が必要な場合もあります。
保険請求で必ずもらう書類3点
会計時に、以下の3点を必ずお願いしてください。
1. 診断書(진단서) 可能なら英文版を依頼します。病名・治療内容が記載されているかを確認。
2. 領収書(영수증)と診療明細書 金額の総額だけでなく、項目別内訳が必要になる保険会社が多い印象です。
3. 処方箋(처방전)と薬代の領収書 薬局で薬を購入した際の領収書も保険請求対象になるケースがあります。
その場でスマホ撮影しておくと、紛失時のリスクを下げられます。
保険会社別の請求フロー(目安)
| 会社(一例) | 請求期限の目安 | 支払いまでの目安 |
|---|---|---|
| AIG損保 | 事故発生日から30日 | 数週間 |
| 損保ジャパン | 30日 | 数週間 |
| エポスカード付帯 | 30日 | 1ヶ月前後 |
| 楽天カード付帯 | 30日 | 数週間 |
条件により異なりますので、契約書・約款で最新情報をご確認いただくと安心です。
クレカ付帯保険の落とし穴
「自動付帯」と「利用付帯」を混同しやすい方が多い印象です。
自動付帯:カードを持っているだけで保険が有効 利用付帯:出国前に旅行代金の一部をそのカードで決済する必要がある
2023年以降、多くのカードが自動付帯から利用付帯へ変更されているんですよね。楽天カードやエポスカードでも条件が変わったため、渡航前に必ず現行の付帯条件をご確認ください。
緊急時の韓国語フレーズ
・救急車を呼んでください → 구급차 불러주세요(クグプチャ プロジュセヨ) ・救急番号 → 119 ・日本語話せる方いますか → 일본어 하시는 분 계세요?(イルボノ ハシヌン ブン ケセヨ) ・保険用の診断書をお願いします → 보험용 진단서 부탁드립니다(ボホミョン チンダンソ プタットゥリムニダ) ・アレルギーがあります → 알레르기가 있어요(アルレルギガ イッソヨ)
スマホの翻訳アプリと併用するのが現実的、と感じています。Papagoは韓国語との相性が良いです。
処方薬の扱い
持病があり日常的に服薬している方は、英文の医師意見書を持参されると税関でのトラブルを避けやすくなります。特に向精神薬・注射器を伴う薬(インスリンなど)は事前確認が推奨されます。
Joshuaの体験
去年、東京から遊びに来た友人が食中毒で救急外来を利用しました。深夜だったため加算費用が発生し、その場では約2万円の請求。帰国後、エポスカード付帯保険で申請したところ、書類3点が揃っていたため約3週間で全額戻ってきたそうです。書類さえ揃えば手続き自体はシンプル、という印象を持ちました。
FAQ
Q. 現金しか使えない病院はありますか? A. 大病院はカード対応が一般的です。地方の小規模クリニックは現金のみのケースもあるため、余裕を持って現金を用意されると安心です。
Q. 保険証券は紙で持参すべき? A. スマホ内のPDFで問題になりにくいですが、電池切れに備えて緊急連絡先だけは紙にメモしておくと安心です。
Q. 家族の分もまとめて請求できますか? A. 家族特約の範囲は契約により異なります。契約時の書類でご確認ください。
事前準備チェックリスト
・保険証書PDFをスマホとメールにも保存 ・24時間対応の日本語コールセンター番号をメモ ・処方薬と英文の医師意見書 ・アレルギー情報を韓国語で記載したメモカード ・翻訳アプリ(Papago推奨)のオフライン辞書ダウンロード
旅のヒント:これだけは忘れずに
・診断書は英文版で依頼する ・領収書は明細付きで受け取る ・カード付帯保険は「自動」か「利用」かを渡航前に確認 ・緊急番号119は迷わず利用してよい
本記事は情報提供のみを目的とし、医療的助言ではありません。実際の治療や保険請求については、必ず医療機関および保険会社に直接ご確認ください。掲載情報は公開資料をもとにした一般的な情報提供を目的としており、専門的なアドバイスの代替となるものではありません。掲載内容は執筆時点の情報であり、変更される場合があります。最新情報は各機関の公式サイトにてご確認ください。画像著作権に関するお問い合わせはmieluartkor@gmail.comまでご連絡ください。






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